川崎さんのマンションは中原街道のそばで、車の音が聞こえます。
また南に新幹線、北に東急線が通っています。
とくに東急線は駅が見える位置なので、朝から電車の発着音が聞こえます。
工事が終わって最初に感じたのは
「車や電車の音がすごく遠くに感じるようになったこと」
音が全然聞こえないわけではないのです。
すごく遠くから聞こえているようで全く気にならないそうです。
数日後、立ち寄ってみると
「朝、暖かいですよ。」とうれしい言葉。
朝一時間ぐらいエアコンをつけると、日が落ちるまでそのまま過ごせるし、
結露もほとんど出ないし、よかったです。
「そういえば、こないだの雨の日、外に出たら寒くってびっくり。
一回戻って、重ね着して出直した。」
と言っていました。
今までは外が寒いと部屋の中も寒々してたのに
窓を変えただけで、外の寒さが分からなくなるのですね。
色々と感想をいただきました。とっても嬉しいです。
川崎さんのマンションは築39年です。
お部屋の中はきれいにリフォームしてお使いなのですが、
窓は建築当時のままでした。
「風が吹くとガタガタするし、すきま風が気になる。とにかく寒い!」
ということで、ご相談いただきました。
ガラスの交換や二重サッシの取付も検討しました。
でも、サッシが古いので丸ごと交換の工事をおすすめすることになったのです。
マンションの場合、窓はお部屋の所有者が勝手に工事できません。
外部に面しているから共有部というのが一般的です。
しかし、築年数が経ったマンションの窓の状態を考えると、
そんなことを言っている場合ではないのです。
今回は、管理組合さんに相談してOKをいただきました
川崎さんの場合、180cm×180cmの掃き出し窓2か所と
120cm×90cmの窓1か所の 計3か所をリフォームして、費用は80万円。
もちろん次世代エネルギー基準に適合するエコガラスを入れました。
あなたのお部屋の窓辺、寒くないですか?
窓のこと気になるようなら、管理組合さんや自治会さんにご相談してみませんか。
マンションの修繕計画のなかに、窓の改修工事が含まれているなら、私の出る幕はありません。
もし、計画の中に窓が無いなら、ぜひご連絡ください。
冬場は48%のエネルギーが窓から逃げています。
いくらお部屋を暖めても空気は窓で冷えてしまうのです。
冷え方がひどければ結露も出ます。
冷えた空気は下がりますから、足もとがスースーし、頭の方だけ暖かい、
頭熱足寒な部屋になってしまうのです。
窓を省エネ基準に合ったものにリフォームすると、
窓で空気が冷えにくくなり、床と天井の温度差が緩和され、
快適に使える空間が広がります。
もちろん窓辺の寒さも解消できるし、結露も減ります。
では、窓のリフォームはどんなことをするのか?
1.窓枠ごと交換する
2.ガラスのみを高性能のものに交換する
3.今お使いの窓の内側にもう一つ付けて二重にする
(1と2は管理組合さんや自治会さんの許可が必要)
簡単に言うと上の3通りです。どれもほとんど外観を変えないで工事ができます。
どれが良いかは、今お使いの窓の状況や、使い勝手を考えて、お勧めさせていただきます。
今、省エネやCO2排出量削減が注目を浴びています。
エアコンなども電力消費の少ない製品が人気です。
でも、その設備を使う部屋がきちんとしていなければ無駄は減らせません。
無駄を減らし、快適なお部屋を作るために窓をリフォームしましょう。
あなたの窓はリフォームが必要です。
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